【動画】ゲーム感覚でごみを拾うイベント「清走中」が行われた=石平道典撮影
街全体をゲームエリアに見立てて、ミッションをクリアしながらごみ拾いを競うイベント「清走中(せいそうちゅう)」が各地で広がっている。企画・実施するのは学生ベンチャー。敷居を低くして身近な環境問題を考えてもらう狙いがある。目指すのは「ゲーム感覚で楽しく」だ。
街がゲームエリア、次々とミッション
「ミッションスタート! めちゃくちゃ、ごみを集めてください」
7月3日、東京都板橋区の高島平五丁目第二公園。トングやポリ袋を持った参加者が、かけ声とともに街へ繰り出した。
「清走中 板橋編」と題したイベントには、地元の親子連れら幅広い世代の約100人が参加。公園や学校、商店街など街全体がゲームエリアだ。100分間の制限時間内に拾ったごみの種類や重さに応じてポイントをもらえ、その合計点を競い合った。
空き缶やペットボトル、たばこの吸い殻、ビニール傘――。「あった!」。路上や植え込みのごみを次々と拾い、ポリ袋に。たばこ30本で高ポイントの「金のトング」と交換できるなど、随所にゲームの要素があり、子どもたちはごみを笑顔で拾い集めていた。
途中、サングラスに黒いスー…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル